Youth Theatre Japan(YTJ)に通う子を持つ母です。
YTJに興味をお持ちの方に、気になるYTJの情報と魅力をお知らせします。
Youth Theatre Japan(YTJ)ってどんな団体!?
YTJはYouth Theatre Japanの略称です。
かつてはYouth Theatre Japanが団体の正式名称でしたが、現在は「YTJ」とされています。
YTJってどんな団体?
YTJは英語を使った、ダンスミュージカル劇団です。
普段はダンスと英語の歌を中心に、レッスンが進められています。
メンバーの年齢層は幼稚園児から中学生が中心で、高校生以上はYTJとプロ契約を結んで活動します。
女子メンバーが多数を占めていますが、男子も在籍しています。
男子メンバーの方が少ない分、大会でも目立ちますし、演出の肝になることもあります。またミュージカルのメインキャストに選ばれやすいなどのメリットもあります。
YTJのダンスの種類は?
YTJのダンスはバレエを基本とした、ヒップホップやジャズダンスが主となります。
YTJはダンスミュージカル劇団でもありますので、ヒップホップがメインのダンスでもストーリーがあったり、芝居要素を含めた振り付けが多くあります。
「格好いい」から「コミカル」なダンス、「お芝居」まで広く学べる団体です。
YTJは芸能事務所ではない
YTJは芸能事務所や芸能劇団と間違われることが多いですが、芸能活動を目的としていません。
しかし他のダンス教室に比べて本気度が高いことや、団体が主催するミュージカル公演に出ることができることから、芸能活動と並行して通っているメンバーもいます。
また、テレビドラマや商業舞台出演のオーディション情報が広報されることもあります。
YTJは“育てる”ことを重視した、実力評価主義
YTJは年齢に関わらず、上手い子(諸条件アリ)がきちんと評価されるシステムです。
他のダンス教室では上の学年の子が主として配置され、実力が高くても学年が低いことでセンターに立つことができないケースがあるようです。その点YTJでは、年齢関係なく実力や魅力がある子がセンターに配置されます。
入団してすぐは、誰もが基本のクラスに配属されます。幼稚園生であればPK、小学生は一年生から2年生がC、3年生から6年生はBクラスです。
年に数回あるshow caseと呼ばれる発表会(レッスンをしているスタジオで開催)を区切りとしてクール分けがされており、小学二年生以上のメンバーについては、クールが終わるごと(実際はクールが終わる少し前)に実力があると認められた子に「選抜クラスに上がりませんか」という打診がされます。
選抜クラスに上がると履修必須となるレッスン量が増えます。通う曜日や時間が変わりますし、レッスン料も上がるので、打診を承諾したメンバーが上のクラスに上がることになります。
YTJ選抜クラス
選抜内でも、S5、S4、S3とクラス分けがされています。スタジオによってS4がなかったり、TS3(小学生の特別選抜)クラスがあることもあります。
TS3には、TS3クラスがあるスタジオのメンバーが上がりやすいと言われています。
TS3がないスタジオの場合はS3が小学生のトップクラスとなり、たまに他のスタジオのTS3に上がりませんかという打診を受けることがあります。承諾した場合は、打診を受けた別のスタジオに通うことになります。
上のクラスに上がる程、打診基準がシビアになっているようです。
そのため、中々上がれないメンバーが退団することも珍しくありません。
※中々上のクラスに上がれなくてもその場で頑張り続けて、その後輝く子もいますし、上に上がる実力があっても、そのクラスを引っ張る存在(センターポジション要員)として一時わざと留まらせる場合もあります。(先生談)
上がっていくメンバーは大抵がダンスが凄く好きで、進んで自主練習している子達です。
上のクラスに上がる度にダンスの難易度が上がりますので、例えば「練習しないのに天才的センスですぐに踊れる」子はまずいません。
ではすごく厳しい団体なのかと言えば、そうではありません。
わが家は二人の子どもがYTJに入団しました。
上の子はどんどんとクラスが上がって行き、入団して3年が経つ頃スタジオで一番上のクラスに在籍。その後TS3の打診を受けました。下の子はそんな上の子を見て自分も入りたいと言って入りましたが、基本クラスのままでした。クラスは違いますが、二人ともレッスンが楽しいと喜んでいます。
※下の子はその後別の習い事をしたいと言い出して、並行して通うことが難しかったためにYTJを退団しましたが、叶う事なら通い続けたかったとのことです。
クラスが上がるごとにレッスン内容は激しくなりますし、大会前には先生も熱が入って、少々厳しく注意する場面もあるようです。
しかし例えば世間で物議を醸した部活動のパワハラのような、筋の通らない厳しさは全くありません。同調圧力もYTJや先生からは感じられません。
YTJの選抜クラスの公演
選抜クラスになると、発表の場はshow caseではなくなります。
年間を3期のクールに分け、「EVE」と呼ばれる英語の歌の大会、「JYDF」と呼ばれるダンスの大会、「word play」「word music」「joseph」「Alice in wonderland」等のミュージカル公演出演が発表の場となります。
これらはYTJが持つ専属ホールや、商業ホールを借りて開催されます。
レッスン料に1枚分のチケット代が含まれていますが、1名以上が観覧する場合や、大会で勝ち進む場合に観覧を希望する場合は、改めてチケットを購入する必要があります。2022年6月現在、チケット一枚当たり¥3300程度であることが多いです。
※中継映像や後日公演を観ることができるチケットも販売されますので、現地に行けない方に便利です。
「EVE」と「JYDF」の大会は、エリア大会予選、エリア大会最終予選、エリア大会本選(関東、中部、関西、九州等各地で開催)、全国大会と、勝ち抜き戦で行われます。
これにはBクラスも参加して、Bクラスと選抜クラスそれぞれに選考がされます。Cクラスのshow caseは低年齢であることもあり可愛らしいお遊戯感が強いですが、Bクラスは見ごたえあるステージが見られることも珍しくありません。
「word play」「word music」「joseph」「Alice in wonderland」のミュージカル公演は、選抜内のクラスによって出る演目が変わります。
「word play」はS5~S4、「world music」「joseph」はS3、TS3、S2、TS1(S2、TS1は中学生クラス)、「Alice in wonderland」はS2~TS1が出演します。※年度や地域により変更有。
演目によって英語の歌やダンスの難易度が変わります。
全ての大会とミュージカルで、ソロダンスやキャストやダンス選抜等のオーディションが開催されます。
曲を選んで自分で振り付けをしてダンスをしたり、決められたセリフや歌を覚えて披露するなどして、選考を受けます。有志のみのオーディションもありますし、全員が受けるよう勧められるオーディションもあります。
オーディションに慣れないうちは緊張しがちですが、YTJでは多くのメンバーが受けて落ちることを経験しますので、落ちても劣等感はありません。受かったら「認められた」という喜びを感じることができます。
オーディション前は緊張するのが常ではありますが、決して悪い作用はないと、親として感じています。
Alice in wonderlandは日本語のセリフもあり、より国内の商業公演に近い形で演出されています。
小中学生の年齢で芸能活動をしていない一般の子どもたちが、このレベルの舞台に立てる機会は中々ありません。
とても貴重な体験ができていると思います。
YTJのレッスン料詳細・実際に支払った金額
初年度の支払い
初年度に限り、入会時に年会費を含めた基礎レッスン料の一部をまとめて支払います。
わが家の子どもを入会させた2019年前後の3~2年前当時は、入会時に年会費¥26400を含めた約7万円を払い込みました。現在はレッスン費用が上がっていますので、もう少し上がっているかもしれません。
入会して一か月以内に退会を決めた場合は、全額返金されます。
その他に、12か月分のレッスン料の総額から入会時に支払った額(年会費を差し引いたもの・スタジオレンタル料込)を、毎月に分けて支払っていきます。私の下の子どもを例にすると、週に一度の基礎クラス(2h)のみのレッスンを受けていて、5千円程度を毎月支払っていました。
※この時は後述するe-theatre¥1280/月のシステムが加わる前ですし、2022年4月よりレッスン料も上がっていますので、現在はもっと高くなると思われます。また、スタジオにより1hあたりのスタジオ使用料金が変わりますので、全国共通の額ではありません。
支払い方法は銀行引き落としやクレジット決済を選択できます。
次年度以降の支払い
活動を継続する場合は、自動で二年目の支払い形態に変わります。
入会月とその翌月の二か月に渡って、年会費¥26400を分割した額がレッスン料と共に引き落とされます。
年会費とは別に、Cクラスの基礎レッスン(週に一日2h)で毎月¥8000~¥10000程度の費用が引き落とされます。(e-theatre費用含む)
その他に任意でバレエや英語、フォローレッスン等をとることができます。
大学生のように、レッスンの曜日やレッスン内容を見て、取る単元を選択するようなシステムです。
週に1hのレッスンを追加すると、¥1850/月が追加されます。取るレッスンによっては¥3469/月が追加されるとYTJホームページにて説明されています。
私の上の子は入会して2クール(約8か月)で選抜クラスに上がりました。
選抜クラスは履修必須のレッスンの種類や時間が増える影響で、レッスン料が大きく上がります。
初年度は計算が難しいので割愛しますが、次年度以降に選抜メンバーが支払う額は、選抜の最低限取らなければならないレッスン(例:S5クラス基礎2h、英語歌詞歌唱1h、リハーサル2h、バレエ1h)で毎月¥17000程度(e-theatre費用別)かかっていました。
S3以上になると、レッスンがさらに少し増えます。
また、2022年4月にレッスン料が値上がりしたことや、2022年初め頃(時期を詳細に覚えていませんが)にe-theatre費用¥1280/月が必須になったことから、現在のS3以上のメンバーは毎月¥22000以上(e-theatre費用含む)かかるようになっています。
これに追加してレッスンを取るメンバーもいますので、月に¥24000程度かかっているメンバーが多いのではないでしょうか。
※YTJのホームページには月に最大¥15000とされていますが、選抜に上がるとそれだけで済むことはまずないと思われます。
YTJレッスン料の他に必要な費用
前述のレッスン料に、追加してかかる費用です。
e-theatre(イーシアター)と呼ばれる、ネット上で振り付け動画を観たり、保護者がレッスン中の様子をLIVEで見ることができるサイトの利用費用が毎月加算されます。費用は¥1280/月です。
YTJのホームページによると、さらに安全維持管理費¥2200/年がかかっているようです。(私は今回初めて知りました。恐らく説明されていたのだと思いますが、忘れていました)
スタジオによりシステムが異なりますが、カードキーで入るスタジオでは保護者用のカードキーを購入することができます。¥1000~2000程度だったと思いますが、確かではありません。
合宿費用
Bと選抜以上のメンバーは、春と夏に合宿があります。
三泊四日で宿泊施設に泊まり、レッスンをします。
地方ごとに参加メンバーが集められ、部屋割りは各スタジオごとにまとめられています。
参加費用は集合場所からの移動費用込みで、¥36000程度です。
ミュージカルのメインキャストに決まったメンバーは参加が義務づけられますが、基本は任意参加です。
一部で合宿に参加しないとステージでセンターポジションに着けない等の噂があるようですが、関係ないと先生から説明されています。(上の子は合宿に参加しなかった時にセンターポジションをもらっていましたので、やはり関係ないのだと思われます)
かなり楽しいと評判で、選抜クラスになると大半が参加していますが、参加しないメンバーももちろんいます。
合宿に参加しないと振り付けで後れを取るのでは? と心配になるかもしれません。合宿ではレッスン中の振り付けをブラシュアップすることもありますが、それ以外の振り付けに取り組むことも多いので、それほど心配はいらないと思われます。
YTJユニフォーム
レッスン時に着用する服装は動きやすいものとされていて、特に決められていません。ユニフォームを着用するレッスン生もいますが、伸縮性に富んだジャージなどで受ける子も多くいます。足元は、ジャズシューズかバレエシューズの着用が求められます。
またshow caseや大会に出場する際は、基本的にYTJの公式カラーTシャツ、公式白パーカーか、無地のカラーTシャツ、無地の白パーカー、黒のダンスパンツ、黒インナー、黒靴下、黒のジャズシューズか黒のバレエシューズを用意する必要があります。
いずれもYTJに入会後に、年に数回ある販売期間に合わせて、YTJのマイページ上から購入することができます。
YTJカラーTシャツは¥2500~¥3000、YTJパーカーは¥3800~¥4600等、高額ではありません。
ダンスパンツやジャズシューズ、バレエシューズもYTJを通して購入できますが、物が良い分、安くない印象です。
YTJでの販売価格は、ダンスパンツが¥7700~8800、ジャズシューズが¥10450~11000、バレエシューズが¥3900です。※いずれも2022年6月現在の価格
わが家はカラーTシャツと白パーカーはTYJ公式の物を購入して、その他の物はAmazonや楽天等の通販で購入しています。
子どもは体が大きくなりますので、すぐにサイズアウトする可能性があります。買い替えを視野に入れて、金額を抑えています。
カラーTシャツの下に着てもゴワつきにくく、ダンスパンツに入れられる丈のある、適当な物を選んでいます。
大会で衣装として着たり、地域のイベントに出演する際(任意参加)に着用します。
しなやかで伸縮性があるジャケットで、踊りやすいようです。
YTJ舞台の衣装費用
衣装費用は基本かからないとYTJのホームページ上では言われていますが、実際は少々かかります。
PKクラス、Cクラスは発表の場はshow caseが主となります。
show caseはYTJ公式Tシャツやパーカーか、無地のカラーTシャツ等で出演するので、特別費用はかかりません。
しかしBクラスや選抜クラスが出演するステージでは、公式Tシャツや選抜ジャケットに追加して、白カッターシャツや自前の服を使用することがあります。
YTJは基本的に大会のために新たに衣装を購入しないよう求めていますが、全国大会に行くチームは明らかに統一されたオリジナルの衣装を着ていることが珍しくありません。
それほど高価な衣装ではないと思われますが、大会のたびに少なからず衣装代がかかるのが現状です。
また、EVEやJYDF等の大会でソロでの出場をエントリーする場合、最初のレッスン内審査を通ると、次の二次オーディションで自分で準備した衣装を着用する必要があります。選考から落ちたら、日の目を見ません。
裁縫でオリジナルの衣装を作るレッスン生もいますので、手間と費用が掛かります。
ミュージカルに出演する際の衣装は、基本的にはYTJから借りてインナーのみ自前で用意をするか、カラーTシャツを着用するなどします。ちょっとしたアイテムを自前で用意することがありますが、持ち前の物で賄うことも多いです。
衣装代はかかりますが、バレエやピアノといった発表の場がある習い事の中では、少額だと思われます。
レッスン時間が長い割に、レッスン料が安いYTJ
30年ほど前は、習い事の月謝といえば月に¥4000程度が主流でした。
現在はその倍近くになっているとはいえ、YTJの選抜以上のクラスのレッスン費用¥20000超はやはり高いです。
しかし他の団体のレッスン料と比べると、YTJは時間に対するレッスン料がとても安いんですよね。
他のダンス教室は週に一時間程度で、月に¥7000~8000程度であることが多かったのに対し、YTJは週に6時間レッスンで¥20000程度です。
また、YTJは前述したとおり年に3回のステージがあります。その一か月程前から本番までの期間は、「直リハ」期間といって、普段の曜日や時間ではなく、別の時間にレッスンを受けます。
大抵は学校が長期休みに入る時期に行われており、一日に2時間から、長いときは6時間の長時間にわたるレッスンがあります。(長時間レッスンは他のクラスやスタジオと合同で行われることが多く、休憩も挟むため6時間動きっぱなしになることはありません)
これだけの長時間子どもを見てくれる習い事は、滅多にないのではないでしょうか。
しかも子どもは「疲れたー」と言いながら、必ず「楽しかった!」といいます。
月に¥20000を超える額は高いですが、中々体験できないことを体験できるのが、YTJの最大の魅力だと感じています。
親の付き添い、手伝いは必要?
YTJの活動に保護者が介入することは、基本的にありません。
保護者はスタジオへの送迎や、ステージ(公演)前は出演するホールへの送迎をすることになります。
電車やバスで通うメンバーもいますが、低学年であればある程送迎している家庭が多いようです。
座内オーディションの選考が進んでいくと、他のスタジオやホールでオーディションが行われることがありますので、子どもが自力で行けない場合は送迎が必要です。
スタジオに送迎する際に保護者同士が知り合ったり、メンバー同士が約束するなどした場合は、子どもたちがスタジオやその最寄り駅に集合して、一緒にホールやオーディションスタジオなどの目的地に向かうことがあります。
また、EVEやJYDFでソロ出場のオーディションを受ける場合は、自分で音源や振り付けを用意しなければなりません。
CDに音源を焼いたり、指定された形式で指定された時間内に編集したデータを用意するのですが、小学生メンバーが自分で用意するのは難しいため、保護者が手を貸す必要があります。
音源があればスマートフォンの無料アプリで簡単に編集ができますので、それほど難しくはありませんが、どの曲を使うか剪定したり、どんな振り付けにするかのプランを組み立てるのは、中々骨が折れます。
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※ソロ出場のオーディションは、クラスにもよりますが任意です。
その他に親の出番があるのは、衣装が必要な場合に用意したり、ステージに出る日に髪を結うくらいでしょうか。
スポーツ少年団に比べると、親の負担は少ないと思われます。
※クラスによっては熱心な保護者がメンバーを集めて自主練習の場を設けるケースがあるようです。年度によりYTJが「好ましくない」と広報するケースもあります。
YTJに入って自己肯定感を高めた子ども
私はYTJにとても感謝しています。
子どもが楽しそうに通っていますし、何より自己肯定感をとても高めてくれたからです。
上の子は幼い頃からとても活発な子でした。幼稚園では溌溂としていましたが、小学校一年生になった時、少々問題がある教師が担任となりました。担任に嫌われてしまい、他の好まれない生徒と同じく、嫌がらせを受けるようになってしまいます。
それまで元気いっぱいだったのに塞ぎ込むようになり、心因性の体調不良を連発するようになりました。
教師と話そうとしましたが取りつく島がなかったため、学校に相談して対応を求めました。その結果、担任教師の対応が多少改善されて、登校拒否にならずに通うことができました。一時は学校に通えなくなることを覚悟しました。辛い数ヶ月でした。(その後複数の保護者から抗議があったことで、担任は移動していきました)
子どもにとって家庭が安心できる居場所であることはもちろんですが、家庭以外にも自信をもって居られる場所が必要だと痛感しました。
そこで、子どもが希望していたダンスを習うことにしました。
近所のダンス教室の評判を調べましたが、体力が有り余っているわが子には、レッスン時間や運動量が足りないように感じられました。どこに通うか迷っているときに見つけたのが「YTJ」でした。
本格的な指導、時間数の多いレッスン、企業の協賛を受けているため、他のステージがある習い事と比べると安価、やりがいが感じられる環境、どれも魅力的でした。
入団にはオーディションに合格する必要があります。
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一時期ではありますが、精神的に不安定になった子にオーディションを受けさせて大丈夫なのか。もし落ちたら落ち込んでしまうのではと心配しました。
しかしYTJは最初から実力がある子を求めているのではなく「育てる」ことを基本としているため、小学校低学年の場合は本人の意欲が見えれば(求められたことができなかったり、泣いて動けない等はNG)落ちないらしいと知りました。
そこで子どもに受けてみようと勧めました。
オーディションに行くまでは大いに緊張していましたが、オーディション自体が楽しかったようで、ニコニコ顔で終えることができました。
後日メールと書面で送られてきた結果は、見事合格。
初めて「合格」をもらえたことが、大きな自信になったようです。
その後もクラス内のポジションが変わったり、本番で踊る気持ちよさを感じて、自信とやる気を育てて行きました。同時に、学校での活動の意欲も増していきます。
学校で行われた自己肯定感テストでは、平均を大きく上回る自己肯定感の高さでした。登校拒否になりかけた当時とは、全く変わったことがわかります。
成功体験が子どもにどれだけ影響するか、身をもって知りました。
ダンスが好き、運動が好き、自信をもって居られる場所を探したいという方に、是非お勧めする団体です。
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