英語嫌いは「トコトンていねいな英文法レッスン」を読め!中学英文法を制覇して英語好きに変身する本

英語、好きですか?

私は「嫌い」です。

全然意味わかんない!
英文法本のgrammarなんて開いた日には、一瞬で眠りにつけます。

中学校、高校、大学と英語には苦しみ続けました。

仕事でも海外からの電話を取ってしまった日には日本語で乗り切り、誰かに泣きついて代わってもらうというヘタレっぷりです。

そんなトコトン英語が嫌いな私が、これならわかる!! と感激した本「トコトンていねいな英文法レッスン」をご紹介します。

英語嫌いが「トコトンていねいな英文法レッスン」に出会うまで

「トコトンていねいな英文法レッスン」をご紹介する前に、私がどれだけ英語ができないか。
そしてどれだけ英語を憎んできたかわかる、歴史をお知らせします。

興味がない方はすっ飛ばしてください。

小学校で英語教室に通う

私と英語の付き合いは小学校に始まりました。

今のように小学校から英語教育がない時代でしたので、小学校は成績優秀者として扱われていました。

4年生の頃になんとなく英語教室に通い始めます。
それは海外暮らしをしていた主婦が先生をして、子どもたちと英語の歌を歌ったりアルファベットのカードを使ってゲームをするような教室でした。

今思うと、教室で得たものは一切ありませんでした。
ただ意味も分からず、英語っぽい言葉を使って歌を歌っただけです。

一週間に一度、一時間英語の歌を歌ったところで、何の学びもないのですよ。
子どもが興味を示していないのであれば、続けるだけ無駄だと思っています。(断言)

中学校英語の妙

次に英語に無理矢理浸からされることになったのが、中学校の英語の授業です。

バリバリの日本語の発音しかしない教師が、カタカナ英語を話していました。

「何の意味があるんだ」と不思議に思うほど、英語が全く頭に入りませんでした。

通っていた中学校が市内でも有名なくらい非常に荒れていて、しょっちゅう警察が来るような学級崩壊ならぬ学校崩壊状態だったことから、教師はグループになって学校を見回るのが常でした。

そのため授業は自習が多く、英語の授業は英語の歌を流し、あとはプリント学習をするだけなんて時間が多かったのです。(時代が2、30年くらい遅れているような学校でした)

テストは教科書とワークブックを丸暗記しておけば、簡単に点が取れました。

高校時代に英語地獄を味わう

そんなこんなでまあまあ成績がよかった私は、得意科目を重視した推薦入試で進学校に入学します。

そして地獄の日々が始まるのです。

うっかり進学校に入ってしまった私は、英語の授業に全くついていけませんでした。

中学校で英文法の基礎が全く身についておらず、単語もテストが終わるとすぐに忘れ去っている状態でしたので、本当に何も頭に残っていなかったのです。

高校英語は中学校英語の基礎があってこそ、学べるものです。
中学校英語が入っていない私には、意味の分からない呪文でしかありませんでした。

他の科目は問題ないのに、英語の点数が悪すぎて落第の危機にまで陥りました。

一教科でもあまりに成績が悪すぎると、落第する可能性があるなんて知っていましたか?
私は授業にきちんと出て態度がよければ卒業できるものだと思っていました。

義務教育じゃないですからね。
落第の可能性はあるんですよねぇ。しみじみ。

英語が苦手過ぎて落第の危機

落第の危機に陥って「親展」の赤い判子がつかれた書面が親宛に届きました。

書いてあるのは当然「お宅のお子さん、ヤバいですよ。このままだと落第しますよ」って内容です。

教育に熱心だった親は怒り心頭です。
しかし子どもに強制するわりに勉強が苦手だった両親は、私を夏休みの間祖父に預けます。

祖父は単身赴任で海外で仕事をしていたので、語学に長けていたのです。

両親にとって計算外だったのが、祖父母というものは孫に甘いという現実。
私は勉強をしているフリだけして、その場をやり過ごすことができました。

私からしたら、英語の教科書は眠りの魔法をかけられるために開くもの。
意味の分からない暗号の羅列でしかありませんでした。

英語の教科書を見ながら英文を見ないようにする「芝居」が上手くなって帰宅しました。

相変わらず英語ができないままの私に、教師は小テストを受けさせました。

30の単語から10問出題し、全問正解するまで繰り返されるテストです。

アルファベットを見るのも嫌になっていた私は、毎回全く勉強をせずにのぞみ、当然満点をとることができずに再テストを繰り返しました。

満点を取るまで終わらないはずの再テストは、満点を取れないまま教師が根負けして終わりました。

英語以外は問題がなく、授業の態度も良かった私を落第させるのは忍びなかったのか、何故か落第しませんでした。

教師の温情なのでしょう。
ありがたい限りです。

そんなこんなで英語の成績が悪いまま、何とか卒業を迎えます。

大学で英語の単位を落とす

大学もまた得意科目を活かした推薦入試で第一志望に合格し、入学しました。
推薦入試人生です。万歳。

内申点がいいって素晴らしいですね。
得意科目があったので、その一点でつき進められたのがよかったです。

ただ英語の成績が悪すぎて主要科目の評定平均が悪く、無利子の奨学金があと少しのところで借りられませんでした。

秀でているものはあっても、一科目が足を引っ張りまくる現実があるのですよねぇ。
世知辛いです。

無事に大学に入学した私ですが、またしても必修科目の英語のテストで100点中9点をとるという、地べたを這うような低い点数を叩きだし、単位を落とすことになりました。

苦学生の決断

奨学金を借り、生活費を稼ぎながら大学に通っていたので、絶対に留年するわけにいきませんでした。

100点満点中9点の現実に、ついに向き合う決意をします。

あ、でも向き合ったのは翌年再履修をした時です。
一年目は残り91点を挽回するのは無理だと早々に諦めて、講義をサボりまくって単位を落としました。

再履修で具体的に何をやったかと言うと、「テキストを見る」ことでした。
何じゃそりゃと思われるかもしれませんが、それさえ苦痛なくらい、英語が大嫌いだったのです。

テスト前には眠気と闘いながら、何とか英文や単語を覚えました。

テスト後はきれいさっぱり忘れましたし、点数も良くなかったはずですが、教授なのか講師なのかが温情をかけてくれたようで、単位をとることができました。

世の中優しい人がいるものですねぇ。

国際化社会における英語の重要性

そうして社会に出た私は、仕事でも海外クライアントの電話に苦しめられることになります。

英語圏の方は、どうしてあんなに強気なのでしょう。
「英語ならわかって当然でしょ」という強情な姿勢で喋りまくりますよね。

日本に電話をかけるのだから、最初の挨拶くらい日本語でしてみたらどうかと思うのですが、そんな気配はみじんもありません。

直接の対話であっても、ジェスチャーも理解しようとしない国の方々もいました。

幸い海外担当がおりましたので、日本語で対応したあとに有無を言わさず電話を回して凌いでいましたが、「最低限義務教育レベルの英語はわかるだろう。きちんと対応しろ!」と何度かお叱りを受けました。

わかります。
言いたいことはとてもわかります。

しかしわからんもんはわからんのです。
嫌いなんです! トコトン英語がわからないから嫌いなの!!

そうして結婚して出産した私は、今になって「子どもに恥じない大人になりたい」と思うようになりました。

今更!?

そう。今更そう思ったのです。

子どもに恥じない大人は英語を克服できるのか

子どもの将来を考えて、英語を習わせようとする親が多いと聞きます。

気持ちがよくわかります。

「早くから英語に触れさせて、耳を英語に慣れさせ、話せるようになってほしい」

英語が苦手だった親なら尚のこと、そう願うのではないでしょうか。

しかし私には、「同年代の子より少し先に英語を習い始めていたのに、全く身につかなかった」という経験があります。
親も英語を分かっていないくせに、子どもにだけ強いるってどうなの? と思うのです。

子どもに何をやらせたって、本人が興味を持たないと吸収しないことをよく知っていました。

では、“子どもが興味を示すものは何か”を考えます。

それは「親の行動」なんですよね。

子どもは親がやっていることによく興味を示します。

親が虫を怖がれば子どもも怖がります。
親が本を読んでいれば、本に興味を示します。
親がスマホばかり見ていれば、子どもも見たがるのです。

子どもに勉強をさせたければ、親が勉強する姿を見せるといいと言われます。
子どもに英語を学ばせたければ、親が英語を勉強するのが一番なのです。

散々英語から逃げてきたのに、今になって英語の教材を探し始めました。

数々の口コミを見て、本屋に足を運び、立ち読みに立ち読みを重ねて数冊購入しました。

数冊を家でじっくり読んでみて、「この本は素晴らしい! 私でもわかる! これが教科書だったら挫折しなかったのにー!!」と思えたのが「トコトンていねいな英文法レッスン」なのです。

「トコトンていねいな英文法レッスン」は英語嫌いに特化した本

「トコトンていねいな英文法レッスン」はこちらです。

ちょっと驚いたんですが、今この本は、中古でしか手に入らなくなっているようです。
定価より高い価格で取引されていることから見ても、評判がいいのだと思います。

この本は世の中から無くしてはいけない本ですよ。
これがなかったら、私は延々と英語が理解できないままだったと思います。

この本は長年中学生の指導をしてきたひだかたかのり氏が、英語に泣かされてきた子どもたちを指導する中で「この教え方ならわかる!」と言われた経験をまとめた内容となっています。

英語がわからない子どもに英語がわかる人が説明しても、大抵は「わかったフリ」をされて終わります。

どこがどうわからないか、全然わからないから困っているんです。

それを「これはこうだから。わかる? わかったね?」と言い聞かされたって、「う、うん。分かった(わかってない)」という残念な終わりを迎えるだけです。

同様に英語の参考書も「英語がわかる」人が書いているので、「英語がわからない人が躓いている部分」がすっ飛ばされていて、全然理解できないのです。

参考書を渡して「読んで問題を解いて」と言われても無理!
英語がわかる人が「この参考書わかりやすいよ」と勧めてきてわかった試しがない!

でも「トコトンていねいな英文法レッスン」本当にわからない人が理解できるように書いてある、神本です!

他の参考書とどう違うの? と聞かれると、よくわかりません。

とにかく他の本は頭に入らない。
読んだ気になるだけです。

「トコトンていねいな英文法レッスン」は、理解できます。
頭にスッと入ってくる感じです。

この違いは英語が苦手。嫌いと思っている人でないと分からないのかもしれません。

「私が英語が苦手、嫌い」
そんな方に、是非この本を読んでほしいです。

前述したように破滅的に英語がわからなかった私が、この本を読んで「英語わかるかも!」と初めて思い、家族の朝の挨拶を英語で話しかけるほどに変えた本です。

(今の天気は曇りだけど、雨がふるのかな? とか簡単な英文ですが、超進歩!!)

中学英文法を制覇して英語好きに変身する本

この本は中学英語の英文法を学ぶ本です。

高校英語ではありませんし、発音を学ぶものではありません。

ですが高校英語で躓く場合、大抵中学英語の基礎に穴がある場合が多いです。
高校英語は中学英語の基礎が元になっていて、基礎ができていないとまずわかりません。

躓いたらまず中学英語を見直すことをお勧めします。

なんとなくわかった気になっていて、身についていなかった文法の穴が見つかるかもしれません。

また、イラストや色分けが多く使われているため、小学生高学年でも問題なく読める本となっています。

因みに私は英語が嫌いすぎてbe動詞も記憶から抜け落ちていましたが、この本で取り戻しました。

分からなかったことがわかるって、これ程楽しいことはありません。
「英語が苦手、嫌い」と思うなら、「トコトンていねいな英文法レッスン」を読んでみて欲しい!

わかる楽しさを知って下さい。

「トコトンていねいな英文法レッスン」で英語好きに変身

私は英語が心底嫌いでしたが、「トコトンていねいな英文法レッスン」に出会って「英語苦手だけど、ちょっと好き」に変わりました。

この「好き」「もっと知りたい」という意欲が勉学にとても大切なんですよね。

英語わからない。苦手。嫌い。

そんな方に勧める本です。

是非手に取って見てください。

おすすめ記事

関連記事

都内で一人暮らしがしたい。 山手線沿線がいい。 でも予算があまりない! という方に、田端の魅力をお伝えする記事です。 山手線田端駅 田端に約5年間住んでいました。 仕事をバリバリこなして、仕事の後は飲み歩き。 休日は彼氏と[…]

フォローボタン