Youth Theatre Japan「YTJ」に通う子を持つ母です。
三人の子どもがいますが、上と真ん中の子どもがYTJに入りました。
二度のオーディションの様子をお知らせします。
Youth Theatre Japan「YTJ」の書類審査
上の子がYTJのオーディションを受けたのは、小学校一年生の秋頃でした。
周囲にはYTJに通っている子がおらず、インターネットの広告でYTJを知って興味を持ちました。
当時YTJはメンバーがインターネットに投稿することを禁じていましたので、情報が少なくて困りました。
(後に入団説明会でサラッと言われた限りでは、ネット投稿が原因で保護者同士(?)が揉めたことがあったからだとか)
現在は配慮をした上で投稿することが認められています。
ごくわずかに入手できた情報は、yahoo!知恵袋のYTJ関連の質問くらいでした。
「育てる」ことを基本としている団体だし、芸能事務所でもないのだから、オーディションといってもたかが知れているでしょう、と私は高を括っていました。
YTJの入団オーディションは、一次の書類審査から
YTJのオーディションを受けるには、まずYTJのHPからエントリーをして書類審査を受けることになります。
それが一次審査で、通過すると二次の実技審査があります。
二次を通過すると晴れて入団となります。
幼稚園年中から小学校二年生まではYTJキッズメンバーとしてエントリー(一次書類審査応募)します。
年少以下の方はYTJに応募できません。
小学校三年生以上のメンバーは、以下からエントリーできます。
上の子は当時小学一年生でしたから、キッズメンバーでエントリーしました。
応募ページには、学年、名前、性別、生年月日、身長体重、住所、電話番号、メールアドレス、実技審査会場の希望地、学校名、家族構成、自己PR、病歴やレッスンに参加できない曜日を記載して、全身が映った写真のデータを添付して送信します。
ぽっちゃりでも大丈夫?
当時上の子は体幹がしっかりしていて、決して細いタイプではありませんでした。
YTJのHPを見る限りメンバーは細い子が多いようですし、身長と体重に加えて全身写真を添付しなければならないので、太めだと不利になることがあるのだろうか? と思いましたが、嘘をつくわけにもいかないので、ありのままを記載しました。
写真は家の白い壁を背に立った姿で、タイトなジーンズと白シャツという普段着でした。
一年後に受けた真ん中の子の時は、部屋着でした。
結果的に問題なく通過しました。
実技会場ではもっとずっとぽっちゃりした子がいました(しかもめちゃくちゃダンスが上手い子でビックリ)。動けないほど体が重い等がなければ体型など関係がないのだと思いましたし、YTJもそれを知っているのだと想像しました。
自己PRどんなこと書いた?
自己PR文に何を記載するべきか迷いました。
自己PRは「自己」とありますので、子どもの目線から書くのが基本ですよね(?)。
しかし小学校一年生に自己PRを書いてと言ったところで、「わかんない」としか返ってきません。
そこで上の子に「得意なこと、好きなこと、人に褒められることは何?」と聞いて書きだしてみました。
上の子はとにかく体力があり、小学校に入っても友達と走り回っていました。
跳び箱が8段まで飛べたり、運動会の選抜リレーで選手に選ばれるなどしていましたので、それを主に記載することにしました。
文の内容は子どもと考えましたが、どうやったって大人が構成した文章になってしまいます。
キッズメンバーがインターネット上で応募する場合は親が主導しているのが歴然でしょうから、親目線として自己PRを書けばいいかと開き直りました。
という事で、体力に溢れていること、運動神経には定評があること、好きなことにはトコトン取り組む子であること、ダンスをしたくてやる気に溢れていることを簡潔に記しました。
応募完了後に実技試験会場の希望を変更したい場合
応募が完了すると、応募時に記載したメールアドレスに応募内容が送られてきます。(2020年時点)
応募後に何らかの理由で二次の実技試験希望地を変更したい場合は、応募期日までにメールに記載されているURLから変更の届出ができることも、記載されていました。
一次審査・書類審査合格メールが届く
応募の際に、応募締め切り日と一次審査合否発表日、活動開始日が広報されています。
大抵は応募フォームに入る前のHP画面に記載されています。
一次合否発表日に実際に送られてきたメールの抜粋が以下の通りです。
一次審査 結果について
この度は、厳正なる審査の結果、 多数の応募の中から 一次審査「合格」 となりました。 おめでとうございます!
YTJの選考試験では、 受験者が「楽しかった!YTJの活動に参加したい!」と感じ、 自己アピールの経験が成長のきっかけとなる場にすることを目的にしており スタッフ一同、環境づくりに十分に配慮しています。 安心してご参加ください。
二次審査である実技審査オーディションの受験番号、受験グループ名、受験会場詳細と、受付開始時間、審査終了予定時間とオーディションの内容、持ち物も記載されていました。
受付開始時間から審査終了予定時間までは、一時間15分程度が予定されています。
Youth Theatre Japan「YTJ」のオーディションてどんな感じ?
横浜YTJホールでオーディションを受ける
オーディション希望会場は、横浜のYTJホールにしました。
YTJホールは横浜市のセンター北駅の目の前にある、プレミアヨコハマビルの最上階である、7階にあります。
プレミアヨコハマにも駐車場はありますが、ターンテーブルに乗って車を移動させるタイプのため、隣のモザイクモールの駐車場を使いました。入団後の公演でも横浜YTJホールに行く割合が高いのですが、モザイクモールの駐車場はYTJメンバーの利用率が高いようで、よくYTJTシャツを着たメンバーを見かけます。
プレミアヨコハマに入り7Fに行く際は、エレベータを利用することをお勧めします。
エスカレータでも行けるのですが、6Fから7Fに上がるエスカレータが少し離れたところにあるので、戸惑うかもしれません。
またエスカレータで7Fに上がると、一旦屋上に出て、屋上に作られたYTJホールに入り直す形になるので、これも少し戸惑うかもしれません。ご注意ください。
受付開始時間より早く会場についても、前に開催しているオーディションがありますので、中には入れません。メールにもそう記載されていますので、受付開始時間ピッタリに着くよう向かうことをお勧めします。
オーディション会場は親同伴
私の子は二人とも小学一年生当時にオーディションを受けましたので、小学生のキッズメンバーのオーディション内容を中心にお知らせします。
上の子と真ん中の子と二度のオーディションを受けた限りでは、同じ回のオーディションを受ける子は年齢で分けているように思われます。
幼稚園生のオーディション
幼稚園生のオーディション受験家族を多数見ました。
幼稚園生は親が子どもと共に質問に答えるようです。
子どもは動きやすい服装を求められますのでスポーティやラフな格好など様々でしたが、両親はスーツやフォーマルに近い、落ち着いた恰好をしている方が目立ちました。
小学生低学年のオーディション開始までの流れ
キッズメンバーの小学生低学年のオーディションでは、受付時に本人から名前を伝えます。(親でもいいのかもしれませんが、皆本人が伝えていました)
オーディション受験料¥1000(税込・2020年当時)を渡します。
ゼッケンを受け取り、会場内に入ります。
YTJホールはホール内部が黒っぽくなっています。
正面のステージには大きなスクリーンがあり、YTJのロゴが大きく映し出されていました。
ステージから降りたところ(普段は客席があるところ)に、スクリーンを背面にして長テーブルが設置されています。
テーブルには審査員が数名座っています。長テーブルの横にはマイクスタンドがあり、司会者が立っていました。
審査員席の前には広くスペースが設けられていて、そこにスポットライトが当たっています。
会場の後ろの方に保護者が座るパイプ椅子が並べられていて、受付が終わったらそこに案内されます。
つまり保護者達と審査員席が、広いスペースを挟んで向かい合う形で設置されています。
大きめのBGMも流れていて、ムード満点です。
私は受付を済ませたら、子どもだけ会場に入るのだと思い込んでいました。
そのため柄シャツにジーンズという、非常にラフな格好をしていました。下の子達も連れていましたので、静かにさせられるかどうかも分からず、焦りました。
周囲を見渡すと、保護者の服装はバラエティに富んでいました。
いかにも受験生の親のようなフォーマルな格好をしている方もいれば、スーツを着ている方、キレイ目なカジュアルの方、私のように柄シャツの方もいましたし、ランニングに行くようなスポーティな格好のお父さんもいました。
小さい子が騒ぐ場合は、外に出るなどしてあやすこともできるようです。
子どもたちは親と一緒にゼッケンをつけて、持ってきたバレエシューズか室内用の運動靴、或いは上履きを履いて、審査員席前のスポットライトが当たったスペースに集められました。
同じ回のオーディションを受けた人数は、20人~30人程度だったと思います。(うろ覚えです)
会場には現役の選抜メンバー数人がいて、ゼッケンをつけるのを手伝ってくれたり、誘導をしてくれます。
準備をする間、周囲の親は子どもを勇気づけたり、「あなたなら大丈夫」などと声掛けなどをしていました。
私はきっと大したオーディションではないだろうと高を括っていたのが、実は“ガッツリオーディションだった!”という事に驚いており、なんと声をかけていいかわからずに迷ったあげく、「楽しんでおいで」とだけ声をかけました。
これ以降、親はパイプ椅子席に留まって見守りに徹します。
小学生高学年から中学生、高校生のオーディション難易度
YTJは低学年ほど入りやすいと言われています。
YTJで子どもが活動しているのを見る限り、中学生以上から入る場合はそれなりのダンスの経験がないと、混ざるのが難しいように思います。
幼稚園や小学生低学年から入団して基礎クラスや選抜クラスで踊ってきた子たちが、中学生になるとTS(特選クラス)以外はスタジオごとに同じクラスにまとめられて、同じ曲を同じ振り付けで踊ることになります。
ダンスの未経験者が入ると、チーム内で力の差が出てしまい、完成度が下がりやすくなってしまいます。
そうならないために、必然的にオーディションも難しくなってくるのではないかと想像します。
想像の域を出ないのですが、これが「低学年の方が入りやすい」と言われる所以ではないでしょうか。
YTJ小学生キッズメンバーオーディション内容と落ちる条件
一次の書類審査合格時に、メールで実技オーディションの内容を知らされていました。
・ダンス審査
・30秒程度の歌唱審査(アカペラ)
・面接(幼稚園生は親子面接)
上の子が受けた2019年当時は、上記にプラスして自己PR1分程度(だったかな)と、志望動機が言えるようにしておくよう求められていました。
しかし2020年に真ん中の子が受けた際は、面接時に自己PRの時間があると記載されるにとどまり、自己PRと志望動機の用意が必要とは書かれていませんでした。
YTJオーディション審査員挨拶~ストレッチ
オーディションは司会者主導の元、審査員の紹介から始まりました。
審査員それぞれがマイクを握って話すのですが、通訳がないまま全文を英語で挨拶する審査員もいます。
YTJは英語を使う団体ですので保護者も含めて英語に強い方が多いようですが、私はこの世で一番苦手な教科が英語です。
何を言っているのかさっぱりわかりませんでしたが、まるで理解しているように装って聞き流しました。
続いて現役メンバーがモデルをして、それを真似る形でストレッチをします。
大きめの音で、ノリの良い音楽が流れています。
ストレッチをする様子を審査員が見ています。
バレエを習っているらしい子はバレエの練習着でオーディションに参加していて、非常に体が柔らかいのがわかりました。
わが家の上の子は体が硬かったので、マイナス要素になるのだろうかと思いましたが、受かりましたので関係がなかったようです。
泣いてオーディションに参加できない子
上の子、真ん中の子がそれぞれオーディションを受けた際、どちらも親元から離れられなかったリ、泣いて動けなくなる子がいました。親が一生懸命諭そうとしていましたが、最後まで参加できなかった子もいます。
ストレッチは参加できなかったけれど、その後現役メンバーの誘導により、ダンス審査から参加できた子もいました。合否は不明です。
因みに上の子が入団後、選抜クラスに入って仲良くなった子の中に、入団オーディションで落ちた経験がある子がいました。
ダンスが上手ですし度胸もある子でしたので、なぜ落ちたのかと不思議に思いました。
本人によると、最初に受けた時は驚いてしまってずっと泣いていた上に、親から離れられなかったのだそうです。
一度は落ちたものの、やはり入りたくて受け直したのだとか。
そんな子もいますので、初めての挑戦がうまくいかなかったとしても、入りたいと思ったら再度挑戦することをお勧めします。その子はその後、セリフのある役をもらうほど舞台で輝いていました。
YTJオーディションダンス審査
ストレッチが終わるとダンス審査に入ります。
ダンスといっても、ステップを真似る動作がメインになります。
現役メンバーがモデルとなり、床に貼られたテープのラインとBGMに合わせて、ステップを踏みながら進んでいきます。
それを見て、真似ながらついていきます。
ステップは何種類もあります。
全てが完璧にできなくても問題ないと思われます。(私の子も完ぺきではありませんでしたが、受かりました)
モデルが一度ステップを見せてくれますが、そのすぐ後に続いてやる子は一度見ただけで覚えなければならず、戸惑う姿が見られました。止まってしまうこともありましたが、恐らくは多少止まっても問題ないと思われます。
そのうちステップの途中で、好きなポーズをとるように言われることがあります。
両手を広げたりハートマークを作ったりと思い思いのポーズをしますが、ステップでいっぱいいっぱいの子は、ポーズも前の子を真似ることがあります。
真似ても特に問題はないと思われますが、事前に準備をするなら、自宅で考えておくのも良いかもしれません。
因みに上の子がオーディションを受けた際に、やる気がなさそうな男の子がいました。
サッカーのユニフォームを着てダルそうにストレッチをしていましたし、ダンス審査でも、どのステップも足が上がっておらずスキップに見えるような動きでした。
本人はやる気がないのかな? 親が勧めるなどして、イヤイヤ受けたのかな? と勝手な想像をしたのですが、その後一年くらい経ったとき、他のスタジオとの合同練習か何かの折に、その子を見ました。
見違えるほどキレッキレのダンスをして輝いており、驚きました。
多くの子どもは、初めての場で最初から全力を出せるわけではありません。
YTJが言う「育てる」という意味が分かる一件でした。
YTJオーディション歌唱審査
ダンス審査が終わると、審査員は退室します。
続いて子どもたちも別室に移されます。
30秒程度の歌唱審査と面接はホールで行わず、審査員と距離が近くなる別室で行われます。
終わり次第子どもがホールに戻され、それを持ってオーディションが終了となります。
早く終わった子から会場を後にします。
子どもたちは数名ごとのチームに分かれて各室に入ります。
上の子の際は音が全く聞こえなかったのですが、下の子の時は感染症が騒がれている時だったのでドアが開いていたせいか、一度だけ子どもが歌う声が聴こえました。
英語の歌詞の見事な歌声でしたので、保護者達は「凄い……」とどよめいていました。
子どもの話によると、歌は一人ずつ歌ったそうです。
大抵の子は緊張で声が小さくなってしまい、中には泣いてしまって歌えない子もいたとか。
歌う歌はなんでもいいようでしたので、上の子は「歌えバンバン」を歌う予定でした。しかし緊張から歌の音程が出て来なくなってしまい、急遽思い出した「おもいでのアルバム」を歌ったそうです。「いつのこと~だか~思い出してご~らん~」という歌詞の歌です。切ない曲ですし、声も小さくしか出せなかったそうですが受かりました。
恐らくは「歌おうという意思があるか。上手くなくても実際に歌えるかどうか」を見ているのかな? と想像しました。
YTJオーディション面接
歌唱と面接は同じ部屋で行われました。
上の子の時には自己PRと志望動機を覚えて行き、面接で自己PRを聞かれたのですが、真ん中の子の時は感染症対策が騒がれていたからか、自己PRと志望動機共に聞かれませんでした。
上の子、真ん中の子は共に、「習い事をしているか」「好きな教科」などを聞かれたそうです。
上の子の時も下の子の時も、ピアノ、バレエ、水泳を習っている子が多かったようです。
因みにうちの子達は何も習っていませんでした。
YTJオーディション終了後
オーディションを終えて親が待つホールまで戻ってくると、上の子の時も真ん中の子の時も「楽しかった」と言いました。
歌唱は緊張したそうですが、面接は聞かれたことにただ答えただけで負担を感じなかったとか。
ダンス審査のステップがとにかく楽しかったようで、またやりたいと言います。
上の子は「受からなかったとしても、オーディションが楽しかったからいいや。でもできれば受かりたい」と合否が出るまで繰り返していました。真ん中の子は上の子が合格していたので自分も受かると確信していたようで、「早くYTJで活動したい」と自信満々でした。
オーディションから合否発表までは1週間~2週間程度かかります。
オーディション時に知らされた合否発表日に、メールにて合格通知が届きました。
【二次選考結果】
合格
厳選なる審査の結果、 多数の応募の中から 二次審査「合格」となりました。おめでとうございます!
その他、所属スタジオとクラスとレッスンの曜日、 活動内容を知るための専用インターネットページとIDなどが知らされました。
その後規約や振込用紙が入った書類が届きます。
2019年に入団した上の子の時は説明会が実施されましたが、2020年の真ん中の子の時はリモートだったように思います。(記憶がおぼろげです)
YTJのオーディションで得られるもの
上の子の入団の際の説明会場で、大きなスクリーンでこの動画を観ました。
「凄い」と感動しました。
わが子もこれだけやり切った表情をして、楽しんでダンスを踊ってほしいと願ったのを覚えています。
以下の記事にも書きましたが、上の子は学校生活でストレスを感じて体調不良を繰り返したのをきっかけに、家庭以外にも居場所が作れるようにとYTJに入りました。
Youth Theatre Japan(YTJ)に通う子を持つ母です。 YTJに興味をお持ちの方に、気になるYTJの情報と魅力をお知らせします。 Youth Theatre Japan(YTJ)ってどんな団体!? YTJはYout[…]
そして今、楽しんでYTJで活動しています。
オーディションは緊張しますが、挑戦すること自体が経験となり自信となるのだと学びました。
・3~10歳に贈るプレゼントに悩んでいる ・クレーンゲームおもちゃの使用感を知りたい そう思われている方に、クレーンゲームおもちゃで遊ぶ子供の様子、使用感をお伝えする記事です。 (function(b,c,f,g,a,d,e[…]
金婚式、銀婚式のお祝いに迷われている方に、似顔絵のプレゼントをお勧めする記事です。 義理両親にプレゼントをした実体験と共に、お知らせします。 銀婚式、金婚式に似顔絵をおすすめする理由 私は結婚歴10年を超える主婦です。 夫の[…]