ブロガーが知るべきYMYL・検索順位が下がった実例と注意事項

ブロガーの皆さん。
YMYLを意識して記事を書かれていますか?

私はブロガー歴一年半の初心者ブロガーです。
このサイトは2個目です。

一個目のサイトを立ち上げた時は今よりずっと知識がなく、YMYLなんて聞いたこともありませんでした。

書きたいことを書きたいように書いていたら、ある時Googleの検索順位がガクッと落ちました。

「検索順位など日々変わるものだから」と気にしないようにして、引き続きあるジャンルの記事ばかりあげていたら、検索順位が地べたを這ったまま上がらなくなりました。

検索平均順位も50~80という超低飛行でした。

何がいけないのかわからないまま書いていましたが、ある時「YMYLに引っかかっているのでは」とTwitterで教えてもらい、初めてYMYLを知ることになりました。

一般のブロガーがYMYLに当てはまる記事ばかりを書いていると、Googleの評価が著しく落ちるのです。

順位の落ち方や、その後その記事を消すことなくどうやって順位を上げたかをお知らせします。

ブロガーが知るべきYMYL

YMYLとは、Your Money or Your Lifeの略称です。
直訳すると「あなたのお金またはあなたの人生」です。

Google検索品質評価ガイドラインには、「2.3 Your Money or Your Life (YMYL) Pages」の項目が掲載されています。(2021年11月現在)

その項目を翻訳したものが、以下になります。
(Googleの翻訳機能で翻訳したものです)

2.3あなたのお金またはあなたの人生(YMYL)ページ

一部の種類のページまたはトピックは、人の将来の幸福、健康、経済的安定、または安全に影響を与える可能性があります。 このようなページを「YourMoneyor Your Life」ページ、またはYMYLと呼びます。

以下は、YMYLトピックの例です。
(続きの文は、このBOX右の+をタップすると見られます)

●ニュースと時事問題:国際的なイベント、ビジネス、政治、科学、 テクノロジーなど。すべてのニュース記事が必ずしもYMYLと見なされるわけではないことに注意してください(例:スポーツ、 エンターテインメント、および日常のライフスタイルのトピックは一般的にYMYLではありません)。あなたの判断と知識を使ってください。

●公民、政府、法律:情報など、情報に基づいた市民を維持するために重要な情報 投票、政府機関、公的機関、社会福祉、および法的な問題(離婚、子供など)について 監護、養子縁組、意志の作成など)。

●財務:投資、税金、退職計画、ローン、銀行、またはに関する財務アドバイスまたは情報 保険、特に人々がオンラインで購入したり送金したりできるウェブページ。

●ショッピング:商品/サービスの調査または購入に関連する情報またはサービス、特に 人々がオンラインで購入できるようにするウェブページ。

●健康と安全:医療問題、薬、病院、緊急時の備え、方法に関するアドバイスや情報 危険な活動などです。

●人々のグループ:人々のグループに関する情報または主張(これらを含むがこれらに限定されない) 年齢、カースト、障害、民族性、性同一性と表現、移民ステータスに基づいてグループ化され、 国籍、人種、宗教、性別/性別、性的指向、退役軍人の地位、主要な暴力事件の犠牲者とその 親族、または体系的な差別や疎外に関連するその他の特性。

●その他:人々の生活の大きな決定や重要な側面に関連するトピックは他にもたくさんあります。 フィットネスと栄養、住居情報、大学の選択、就職など、YMYLと見なされます。 あなたの判断を使ってください。

低品質のYMYLページは潜在的に可能性があるため、YMYLページのページ品質評価基準は非常に高くなっています。 人の幸福、健康、経済的安定、または安全に悪影響を及ぼします。

これらYMYLに当てはまる項目は、Googleが「悪影響を与えるページとみなす」という事です。

YMYLの項目を要約したものが以下です。

ニュースと時事問題
国際的なイベント、政治、テクノロジーなどを扱うサイト
(スポーツ、 エンターテインメント、ライフスタイルのトピックは対象外)
公共サービス、政治、法律
選挙、政治、公共サービス、社会福祉、法的な問題(離婚、親権)を扱うサイト
金融
投資、ローン等銀行関係、保険、オンラインで売買や契約するサイト
ショッピング
オンラインショッピングサイト
健康と安全
医療、病院に関するアドバイスや情報を提供するサイト
人々のグループ
障害、民族性、国籍、人種、宗教、性別等を扱うサイト
その他
フィットネス、栄養、不動産、大学の選択、就職などを扱うサイト

これらに当てはまると、記事、或いはサイト全体の評価を落とします。

つまり検索順位が上がらないという事です。

YMYLで検索順位が下がった実例

ブログを始めて4~5か月程度経った頃のことです。

上がりかけていた検索順位がガクッと落ちたきり、上がらなくなりました。

初期ドメインの場合、Googleの検索流入が伸び始めるのは、大抵ブログ開始から5か月から6ヶ月頃と言われています。

私にもその予兆が見え始めていました。
Google Search consoleで見ると、ブログを始めてから2か月くらいから検索表示回数(検索結果に記事が表示された回数)が2桁になり始め、3ヶ月になるころには3桁になっていました。

検索表示回数が増えるに従って、実際の流入もポツポツと増え始めます。

ブログ初心者にとって、Googleからの検索流入って嬉しいんですよね。
私は度々Search consoleを確認しながら、「流入伸びろ~伸びろ~」とほくそ笑みながら願っていました。

その表示回数がガクッと落ちて、1桁になることがありました。

しかし私は今よりずっと知識がなかったので、「波があって当然なんだろうな」くらいにしか考えていませんでした。

確かに波があって普通なのですが、「原因があって落ちることがある」とは全く考えていませんでした。

記事と表示回数に因果関係があるとは思わず、ある種の記事を書き続けました。

YMYLに引っかかったジャンル

私がガッツリ検索順位を落とした記事は、生命に関わる「自〇」関連の記事です。

伏字でごめんなさい。
あまりにガッツリ順位を落とし、しばらく浮上できなかったトラウマがあるので、このサイトではワードの使用自体を避けたいのです。

実際は、数ある記事の中で数回使う程度であれば問題ないと思います。(多分)

ある時、2~3記事ほど自〇関連の記事を書いたところ、表示回数が落ちました。
そして2週間から3週間ほどYMYLに関係のないことをテーマに記事を書くと、検索回数が3桁まで回復しました。

その後また、自〇願望と闘う実例や自〇者家族のその後。願望と闘った経験者がその後明るい生活ができている実例、緩解例、苦しいときはこんなホットラインがあるよと知らせる記事ばかりを立て続けに書きました。

50程度ある記事の内20程度の記事に、そのワードか、そのワードが入った記事を内部リンクさせました。
他にも精神的病に関わる記事や、子どもの持病についての記事を多数書きました。

メンタル系、体に関わる記事を書きまくっていたのです。

するとどうでしょう。

Google Search consoleの検索表示が、一日あたり1桁となり、上がらなくなりました。
当然検索流入もなくなりました。

検索平均順位は80程度にガタ落ちしました。

このころから、Twitterで本格的に呟くようになっていました。
そこで愚痴っていたら、「YMYLに引っかかっているのでは?」と教えてもらったのです。

そこで初めてYMYLを知りました。

YMYLはSEOの天敵

YMYLの存在を知り、

何じゃそりゃー!! と一人で発狂しました。

考えてみれば、危うい話題を素人が書くのって怖いですよね。
ほんの少しのミスリードで、おかしな事態を招きかねないわけで。

Googleさん、よく見てらっしゃる!!

調べてみると、自〇関連の記事はSNSからの流入を集めるだけで、インデックスされていないことに気が付きました。

「ブログを成功させたいならYMYLに関連する記事は避けるべき」と教えられました。

しかし、私がそれらの記事を書き始めたのには、理由がありました。

精神的に不安定な親の元で育った私は、辛い思いを抱えた時期がありました。(今は落ち着いているので大丈夫です)

悩みを検索すると、誰にでも当てはまる表面的なことが書かれた記事ばかりが出てきて、孤独を感じました。
少しばかり偏っていてもいいから、実際の経験談を知りたかったんです。一人ではないと知りたかった。

かつての私のように、実例を知りたがっている人に向けた記事を書きたい。誰かの救いになる記事が書きたいと思い、始めていたのです。

このようなジャンルはSNSで書くべきなのだろうか。YMYLを気にして書きたいことを我慢してしまったら、ブログをやる意味がなくなってしまうと思い、悩みました。

このジャンルの記事を書く際は、ワードを避けるようにしたり伏字にしたり、書き方をソフトにして書くようにしました。

そのうち、YMYLに抵触しない、全く別のジャンルの記事が検索流入を集め出しました。

するとサイト自体の評価が上がり始めました。
検索平均順位は80~50に上がったあたりで一度とどまり、その後一気に10台まで上がりました。

表示回数が回復するまで2か月かかりました。

自〇関連の記事も知らぬ間にインデックスされるようになっていました。

YMYL該当記事は、どの程度許される?

私が実感した限りは、よほどYMYLの該当が顕著でないと、大きな影響はない印象です。

一個目のブログで初めて書いた記事は、政治への苦言記事でした。
卑猥ではないですが、女性目線の性行為について記事にしたこともあります。

どちらもインデックスされています。
初めての記事にも関わらず検索流入もあり(極小だけど)、「時事ネタは流入があるんだな」と感心したほどでした。

「風俗」「性感帯」を連発した記事を書いたときは、Googleアドセンスからポリシー違反になるとして一時的に広告を止められたことが4回ほどあります。(繰り返しますが卑猥な記事ではなかったので、再審査を依頼すると毎回すぐに規制が解除されました)

この記事はインデックスされにくかったものの、サイト全体の検索順位に影響した実感はありませんでした。(記事数が増えていたのも影響しているかもしれませんが)

その記事単発の該当であれば、大きなペナルティはないように感じられます。

該当記事を書くと、当日から3日程度検索表示回数が落ちますが、それ以外の記事をアップするとまた回復するといった程度の影響に留まります。

自〇ワードがガッツリ入った長文記事は、インデックスされた後も、自〇のワードが入ったh見出しの部分のみ検索順位が100位辺りと、異常に低い状態が続いていました。

しかしサイト自体の評価が上がるにつれて、異常に低かった見出し部分の評価が記事全体の評価に統合され、今は記事単体の順位が20番台まで上昇しています。

……まあ、それでも低いですけどね。

つまり、YMYLに該当する記事を書いたとしても、サイトの信用度が上がればインデックスされて検索順位も上がるという事です。

YMYLに該当記事を書きたい方が注意するべき事項

私のように、YMYLに該当するけどそれでも書きたいんだ!

という方に勧める方法は、以下の2パターンです。

① 検索流入を諦め、SNS流入に注視した宣伝をする
② サイト評価を集める記事を書きながら、YMYLに該当する記事を時々織り交ぜる

検索流入を増やしたいのであれば、YMYLに該当する記事ばかりを書くことはお勧めしません。

やはり記事は読んでくれる人がいないと、書いても意味がないからです。

私は最初からYMYLの知識があったら、サイトの信用を集めてから該当記事を書くようにしたか、弱い表現に変えたと思います。

そうすることで、もっと早く検索流入が増えたのではないかと想像しています。

私がYMYLを知ったばかりの頃、同じようにYMYLに該当していると思われるブロガーの声を聞いたことがありました。
彼らは自分の子どもの発達障がいなどについて、特化記事を書いていました。

需要のある記事なはずですが、医療系のジャンルと捉えられているようでした。

難しいですね。
漫画にして画像で貼り込めば、YMYLに該当とは捉えられないのかなと思いますが、確かではありません。

YMYL確認の勧め

記事が中々インデックスされない!
検索流入が伸びない!

という方は、一度YMYLを確認されてはいかがでしょうか。

私の失敗談でした。

どなたかの参考になりますように。

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