「夫が妻の話を聞かず、他人の話を信じる」
これは既婚女性からよく聞く話です。
そして既婚である私自身も、日ごろから感じています。
なぜ夫は妻より他人の話を信じるのか!?
考察します。
妻の話を聞かず、他人の話を信じる夫の例
以下に私が実際に経験した例をお知らせします。
父親教室
一番古い記憶でインパクトがあったのは、第一子妊娠中の「父親教室」の話です。
第一子妊娠中の妊婦とその夫を対象に、産後の沐浴やおむつ替えを夫婦で協力してこなせるようにするため、役所主催の父親教室が開かれることになっていました。
父親教室と言っても父親だけで参加するのはハードルが高いという事で、夫と妻が揃って参加する家庭が多いとのこと。
参加は自由だけれど、なるべく参加するようにと勧められました。
私は役所から聞いた情報を夫に伝えました。
しかし夫は「めんどうくさい」を丸出しにした表情をしました。
「赤ちゃんのお世話の仕方わからないでしょ? 私もよくわからないから、一緒に勉強して欲しい」とお願いしました。すると夫はしぶしぶ「わかった」と返事をしました。
しかし翌日仕事から帰って来ると一転。
「原田さんも父親教室行かなかったんだって。だから俺もいかない」と言い出しました。
誰だよ、原田。
原田さんは職場の年上の男性で、そこそこ仲がいいけれどすごく仲がいいわけでもない同僚でした。
子どもは既に小学生以上になっており、昔の記憶を元に話をされたようでした。
「原田さんが参加しなかったことと、あなたが参加するかどうかは別でしょ。参加した同僚もいると思うよ。他にも聞いてみたら?」
数日後、どれだけ周囲に聞いたのかわかりませんが、「原田さんが参加しなかったから行かない。必要ないって言ってたから」と改めて言われました。
「赤ちゃんを迎えるうえで父親教室は勉強になるみたいよ」と勧めましたが、「父親教室なんて参加しなくても問題なかったって原田さんが言ってた」と答えられました。
赤ちゃんの世話の仕方を調べもせず、よく言うわ。
お前は原田の奴隷か?
と思いましたが、単に「参加したくないのだな」と理解し、夫と参加するのを諦めました。
寿司屋の評判
次に印象に残っているのは、ある寿司屋にまつわる話です。
わが家の地区には、住民に親しまれた寿司屋があります。
ランチは低価格で本格的な味を楽しめるとして、評判でした。
子どもが幼稚園に入るころ、私は初めて近所に住むママ友から寿司屋の評判を聞きました。
わが家に近かったこともあり、夫に「あの寿司屋が美味しいんだって。評判みたいよ。ランチは安いみたいだし、子連れもOKだって。行ってみようよ」と誘いましたが、「ふーん。そのうちね」の一言でした。
中々行く気配がないのでママ友とランチに行ってみたら、本当に美味しくてボリュームたっぷり、そして安くて感激しました。
写真を撮らせてもらい、夫に「すごく美味しかったから、今度は家族で行ってみよう」と話しましたが、「俺はあの寿司屋が美味しいと聞いたことがない」と誘いに乗ることはありませんでした。
離婚危機で変わった夫の例
父親教室のその後
第一子の産後、夫は「やり方がわからない。怖い」と言って沐浴を一度もやりませんでした。
父親教室に参加せず、自分で調べることもしないのでわからないのは当然です。
私は出産時に母胎のトラブルが起こり、しばらく後遺症を引きずりましたので、教えるだけの余裕がありませんでした。
夫は最後まで、沐浴も、沐浴前後の介助も一度もやりませんでした。
オムツ替えは産後の入院中、助産師が夫を指名してやらせてくれたため、何度か替えてくれました。
やっぱり父親教室に参加して欲しかったと何度も思いましたが、今更どうにもなりません。
そして第二子の産後も同様に、夫はほとんど何もしませんでした。
父親教室は第一子の親が対象となっていましたので、参加できませんでした。
そして夫の不義理が発覚し、私が離婚を求めて大暴れすることになります。
夫の風俗やパチンコ中毒、借金が発覚して私が有無を言わさず夫を切り捨て、離婚を求めて突っ走ったのです。
双方の両親や知人を巻き込んだ、盛大な離婚危機でした。(巻き込んだのは私)
夫は私が離れていくなどまるで頭になかったようで、慌てふためきました。
今でも青ざめて震えて泣いている姿を思い出します。
(こっちが泣きたいわ)
それを機に、夫は私の話をよく聞くようになりました。
じっくり話し合いを重ね、夫はまさに180度態度を改めたのです。
暫くして、後輩が父親教室に参加したことを聞いたと話しました。
「原田さん以外にも父親教室に参加しなかったという人はいたけど、若い父親は大抵参加してるし、俺も周囲の意見関係なく参加すればよかった。役に立つらしい」と言い出しました。
夫よ、気づくの遅いよ。
少しして第三子も産まれました。
相変わらず沐浴は怖いと言ってやることはありませんでしたが、沐浴前後の介助の手伝いや子守をよくしてくれるようになりました。
寿司屋のその後
私が離婚を突きつけて夫が必至に食い止め、話し合いをたくさんして夫婦再構築に進むことになったころ。
夫は「私がいきたがっていた寿司屋」のことを思い出し、家族で行こうと言い出しました。
夫はその美味しさに感激し、何度も「美味い!」と言いました。
帰り際も「本当に美味かったな!」と言うので、「美味しいって何度も言ったのに、信じなかったの?」と聞くと、「こんなに美味しいとは思わなかった」と話します。
夫よ、妻を侮りすぎでは?
その後、地区内に、夫の仕事上の知人が住んでいることがわかりました。
地区の話で盛り上がると、知人に「あの寿司屋、めちゃくちゃ美味いよな。え、有名なのに最近まで行ってなかったの? 何でいかなかったの? もったいない」と言われたのです。
帰宅するなり夫はその話を私にしてきて「あの人も寿司美味しいって絶賛してた。早く行けばよかった」と言い出しました。
私があれほど誘ってもスルーだったのに、知人の話は鵜呑みか?
と若干の苛立ちを感じました。
夫はその寿司屋の魅力にハマり、わが家の行きつけの寿司屋となりました。
夫が妻の話を聞かないのは、妻をなめているから?
今はすっかり良好な夫婦関係を築いています。
夫が妻の話を聞かない理由を、私自身の経験と感覚で考察すると、理由はズバリ
妻をなめている。
この一言に尽きます。
妻は常に自分の側にいるものだと思っています。
しかも夫にとっては興味のない話を普段から喋りまくっている生物です。
「この話も大したことない」と侮りながら聞いているのです。
聞いているフリと言った方が正しいかも知れません。
侮っているだけでなく、なめていると表現した理由は、本当になめているから。
例えば「くだらない話ばかりする上司」がいたとします。
夫にとっては上司の話も妻の話もどちらも「くだらない」のですが、上司は権力があり、話を聞いていないと自分の立場に危険が及ぶ可能性があります。
だから、くだらないと思いながらもきちんと聞くのです。
一方、妻は離れて行かないと高をくくっているので、妻の話は聞きません。
つまりなめているのですよね。
離婚危機以降、夫が私の話を聞くようになったのは、「妻を侮ると離婚されてしまう」という危機感が働くようになったからです。
離婚危機から6年が経つ今、相変わらず夫婦仲は非常に良好ですが、度々私の話を聞いてないなと思うことがあります。
夫は知人から聞いた話を私にしますが、「それ、前に私が言ったことと同じだよ!?」と言うと、「そうだっけ!?(汗)」とまるで記憶にないことも。
以前は私をなめていましたが、今は「油断している」が影響しているようです。
毎日たくさんの話をするようになり、それのすべてを覚えておくほど張り詰めた生活はしてほしくありません。
安心しているからこその聞き逃しなのですよね。
今はまあいいかと流すようになりました。
(私も夫の話を聞き流してしまうことがありますし💦)
夫婦の対立。誰の意見を尊重する?
そして夫婦は新たなステージに進みました。
わが家には現在、二匹の子猫がいます。
猫の引き取り手を探している方から譲り受けた、オス猫とメス猫です。
一匹のオス猫が規定量の倍以上のご飯を欲しがり、ゴミを漁るようになりました。
ご飯を欲しがるだけあげるべきか、あげすぎは体に悪いのではないかと悩んだことがありました。
そんな時、ワクチン接種のために動物病院を訪れる機会があり、獣医に相談をしました。
生後半年までは急激な成長期であるため、欲しがるだけあげていい。
常時ご飯を用意しておくのではなく、時間で区切ること。
半年以降は食べ癖がつきすぎないように、徐々に規定量に近づけること。
一番重要なのは、「子猫には子猫用のご飯を与えること」と教えてもらいました。
ペットフードは優秀で栄養価や消化の仕方がよく研究されているため、年齢に合わせたご飯をあげることが大切とのことでした。
私は夫に聞いたことを報告しました。
すると夫は流行りの生配信アプリで、猫好きな方から話を聞いたと言い出しました。
「猫の餌はブランド餌にすること。グレインフリーであれば子猫用でなくても問題ない」と言うのです。
大衆向けの安い猫餌より、ブランド餌の方が猫の健康に配慮して作られていることは知っています。
そこに異論はありませんが、「子猫用でなくても問題ない」は私が獣医から聞いてきた話と正反対の話でした。
私の頭に浮かんだのは、
直接話した動物の専門家である獣医の話より、どこの誰かもわからない、SNS上で知り合った猫好きおじさんの話を信じるの?
という事でした。
そのまま夫に言いました。
すると夫は「うーん」と珍しく悩みました。
さすがに獣医の話は無視できない模様です。
私からすると、猫好きおじさんより、獣医の方が断然信用できます。
しかし夫が新たなる情報を出してきました。
「そのおじさん、猫の保護活動をしていて、ペット栄養管理士の資格を持ってるんだよ」
調べてみるとペット栄養管理士は数時間の講習を受けてマークシート式の試験に合格すれば取れる、比較的簡単な民間資格でした。
ううん、どこまで信じるべきか。
やっぱり獣医の方が信用できるけど、と私は思います。
猫好きおじさんは、実際に猫の保護活動をしている様子を動画配信していました。
その様子を見ると、本当に猫を思って活動していることがよくわかります。
しかし猫餌のトップブランドともいえるヒルズなどのHPには、グルテン(穀物)アレルギーでなければグレインフリーでなくても問題なく、40%程度のグルテン含有量は健康に害がないと書かれています。
子猫には成長期に必要な栄養がバランスよく含まれていて、消化の良い子猫用が望ましいとされていました。
獣医の話と一致します。
わが家にいるのは子猫です。
獣医と猫おじさんの話を聞いたうえで、改めて夫婦で調べ、検討しました。
結果、一歳まではブランド餌の子猫用のものを与え、それ以降はグルテン40%未満で肉がメインのブランド餌をあげることにしました。
どちらかが聞いてきた話を鵜呑みにするのではなく、聞いた話を元に二人の結論を出すことができました。
こんなこと言うのもなんですが、私たち夫婦、成長したなぁ。
夫が妻の話を聞かず、他人の話を信じるのはなぜなのか
私が思う、「夫が妻の話を聞かず、他人の話を信じる理由」は以下の通りです。
〇 妻をなめている
〇 油断していて妻の話がそもそも耳に入っていない
そして解決案は
〇 毎日会話をしていたら聞き洩らしは必ず起こること、とある程度諦める
です。
危機感を持たせるのが何より難しいんですけどね。
以上、個人的な考察でした。
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