「家事は女の仕事だろ」
「家事育児なんて大した仕事量じゃない」
と夫に言われたら、「お前がやれ」と言いたくなる主婦が多いのではないでしょうか。
私は結婚して10年を超える主婦です。
夫が会社のある男性同僚の話を聞いてきました。

と話す一件をお知らせします。
家事やってますという主張
「俺、メシ作ってんですよ」
と夫に“家事やってます”アピールをしまくる夫の同僚がいます。
同僚は昼、夜ご飯とお弁当を持ってきているのだけど、どちらも奥さんが作ったものだと話しました。
しかもお弁当の一部に、前の晩に奥さんが作った夕飯が入っていることに文句を言っているのだとか。
「夕飯、昼と夜の弁当を奥さんが作ってるんだよな? お前はいつ作ってんの? 朝ごはん?」
と夫が何度か聞き返したところ、要領を得ない返事が返ってきたそう。
ははん。
さてはたま〜〜〜にしか作らないのに、「俺はメシを作るいい夫!」を装っているな!?
と夫は予想しました。
家事労働を甘く見る男性
その夫婦は共働きで、正社員で働いています。
しかし家事育児のウエイトは妻に重く傾いていて、よく喧嘩になるのだとか。
夫は
すごく下に見てる男はたくさんいる

と話します。
「家事は誰でもできる仕事」と思っているし、家事が面倒なので「女がやるのが普通」と社会的な古い概念を引っ張り出して言い訳にする例があります。
「簡単だと思うならお前もやれよ。奥さん働いてんだろ。子どももいるし、大変すぎて旦那に怒るのわかるだろ」と夫が突っ込むと、「俺のが稼いでますもん」と反論をするのだとか。
家事ウエイトを「稼いだ額」で決める理不尽
日本は男性に比べ、女性の給与水準が低いです。
それは妊娠出産をリスクと捉え、雇用自体を嫌煙したり、辞めるのが前提だった時代の影響です。
復職しても妻の肩には家事育児のウエイトがドッシリのっていて、仕事に全てをかけられる状況になりません。
所得が低いのは夫の助けがないからとも言えるのに、「俺のが稼いでいるから家事をしない」で納得していたら、女性の負担は増えるばかりです。

と夫が言うと、「あー、はいはい。夫さんはいい旦那さんですもんね。奥さんを理解してあげてすごいですね」と愛妻家を非難するように逃げて行きました。
夫婦円満は難しい
「話を逸らすやつは誤魔化したいことがあるやつだよな。奥さんと腹割って話せって言ったんだけど、相手のせいにして逃げてんだよ」
夫婦共に相手のせいにして、話し合いから逃げているのが夫婦不仲の理由ではないかと夫が予想しました。
そんな夫に、疑問に思ったことを聞いてみました。
「夫も結婚して5年目くらいに、私が何を言っても家族ないがしろにして、好きなことばっかりやってたことあるよね。その時、私も夫と話したくて何度も挑戦したけど突っぱね続けられたよ。あの時どう話しかけたら応じてもらえたのかな」
と言うと、
「……」
「……」

と話を逸して夫が去りました。

コラコラ。
君も逃げてますよ。